小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

緊急事態宣言が解除されて

緊急事態宣言が解除された。

 

新型コロナウィルスが消滅したわけではないが、通勤電車の乗客や、それこそ街の賑わいをみるに、徐々に世界は戻りつつあるような、そんな感慨に浸っている。

 

それがいいのか悪いのかでいえば、頼むから感染者が増えないでおくれーと思うだけだ。

 

とはいえ、確かな変化はあるわけだ。

 

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最寄りの体育館で、よくヨガの教室に通っていのだが、みんなが知っているであろうPCR検査のためまだまだ休館となっている。

 

オンラインヨガのお世話にまだまだならないとなーという感じで、とりあえずは様子見である。

 

相変わらず公園にぶらぶら通ったりしているが、恐らく、今がチャンスだろう……お山にも足を延ばしてみたのである。

 

 

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緊急事態宣言解除直後、始発の電車に乗り、高尾山に行ってみた。

 

アラームが鳴るよりも早く目を覚まし、通勤電車よりもよほど空いた電車の中、稲荷路より登り始めた。

 

よほど、楽しみだったのだろう。寝るのは遅く、起きるのは早く、小学生の遠足みたいなものである。

 

そう――待ち望んでいたのだ。

 

本当に久しぶりだ。春は過ぎ、初夏になり、梅雨入り前の晴れ間だった。

 

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 お稲荷さんもwithコロナ。

 

実際、登山中はバフを使用した。マスクは死にそうになるので、バフ。試してみたが、耐えきれなかった。

 

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5月度の走行距離(歩行距離?)は180km。ランナーにとっては大した事のない距離だが、個人的には非常に動いた月だった。その結果痩せていないのは、自粛生活とテイクアウトによるものだと言い訳しておこう。

 

言いたいことは、心肺機能はそこそこ上がっていると思っていた。とはいえ、山と平地は違うわけで、実際に登った結果は――筋肉痛である。

 

心肺機能は耐えたが、筋肉が耐えきれなかった。

 

激しい運動はそれほどやってなくて、筋肉痛になるまで追い込んでいないからね。

 

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1時間程度で山頂へ。

 

人は疎らで――富士山が、綺麗に見えた。

 

涙が出そうになっていた。

 

山は逃げない。

 

逃げるのは人だ。

 

帰路は一号路を使ったが、登っていく人は多かった。

 

高尾山に行けば、次は塔ノ岳……と言いたいところだが、しばらく様子見である。

 

落ち着いていれば、丹沢にも足を延ばすかもしれない。

 

withコロナの時代がどうなっていくのか、未だ行く末は見定められない。日本はもとより世界がそうで、自身の身を守りながら生きていくしかないのだろう。