小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

楊家将と新楊家将

買い揃えた次の日にはもう読んじゃってたわけですが、つらつらと感想をば

えっと、前置きとして、おいらの部屋には北方せんせーの三国志水滸伝があります

あと、楊令伝

楊令伝と水滸伝。その二つに繋がる話が楊家将と新楊家将

知ってはいたのですが、水滸伝が毎月出ていて、新楊家将が文庫本になっていないので、購入を先送りしていました

結局文庫本になるのを待たずに買っちゃったけど

水滸伝、完結しちゃったし(。・ω・。)

本題

楊家将は武門の家、楊一族の長、楊業が一応主役

ですが、宋と遼という二大国の燕雲十六州を巡る争いと、それに関わっていく軍人、文官、そして皇族のお話というのが正しいところでしょうか。楊業がいる分、宋に重きを置いているかもしれません

新楊家将は、楊業亡き後のお話

こっちは、楊業亡き後、宋と遼に別れた楊一族のお話

遼に重きを置いています

前作で楊業のライバルであった耶律休哥がいるし

どうも北方先生、次の世代が小粒に(楊令伝……)

二つを通読して、あんまし楊一族、その頭の楊業は好みじゃないなと

これは、新楊家将での楊一族にも当てはまります

耶律休哥の方が好き。自分の好きなことやってる人だもの

耶律休哥の後を継ぐ石幻花は……読んでいて、苦しい

この楊業が好きじゃないのは、陰の要素が強いからかな。遼は、味方同士で足を引っ張り合うことが少ない。そんな国の軍人である耶律休哥は、のびのびしてます。陽の人です

一方、宋。足の引っ張り合いのオンパレード。で、楊業は、戦をしてるときも、なーんかじめじめ考えざるおえません

ああ、また喧嘩してるよとか、予算くれないなーとか、外様辛いねーとか

それを、武門の家だしの一言で、頑張ってる……んだけど、どうよ、それ

半分呆れながらやってるんだもの。そりゃあ、ねぇ

楊家将で、悩みながら戦い、結局味方に裏切られ、楊一族は潰滅します

長男、次男、三男、そして、楊業と

次男のしょんぼりな扱いと、三男のしょんぼりな扱いが泣ける(´・ω・`)

新楊家将

次男のしょんぼりな扱いと、三男のしょんぼりな扱いが泣ける(´・ω・`)

白狼、耶律休哥格好いい!(///ー///)

石幻花とのおとたーん♪、おとーたん♪、おとたーん♪の関係がまた(///∀///)

そして宋の楊一族

暗い(´・ω・`)

どうも暗い(´・ω・`)

おとたん♪ 息子よー♪ の石幻花。上巻の終盤、わかっていたこととはいえ、暗くなってもうた(´・ω・`)

切ないのぉ

終章。楊一族軍対石幻花軍。宋、遼、二つの国の最強の軍がぶつかる

こういうのは、心躍る方なんですが……

読んでいて、落ち込む。この戦は、酷いo(´□`o)

北方先生の書いてきた戦で、おいら的にはいっちばん無惨なものでした

救いがないんだもの(´・ω・`)

楊家将最終戦とは、比べものにならない

好きくない終わり方でした。確かに、血涙の終わり方ですが……やっぱり、物語はハッピーエンドがいいです(´;ω;`)

戦闘場面は相変わらずの迫力

そして、多い。濃いです

人もよく死にます。あっさりと重要人物が死にます

北方先生らしい

そんなわけで、あれです、これ読書感想文?

ああ、もう、ようわからん!?

とりあえず、耶律休哥格好いいでいいんじゃないかな

そんなことを思う今日この頃でした