小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月も終わり

今日で七月も終わりですね。 このブログも少しずつですが成長しているようで。 これからも応援よろしくお願いします^^ いまのところメインはあやかし姫にしていこうかと。ただ一話目を越えるのは無理かな~とも。 そのうち設定も出していこうかなとは思って…

小説-あやかし姫-第二話

古寺に起こる一陣の風。巻き起こすは烏天狗。古寺はガタガタ揺れていた。 「なにやってるんですか・・・?」 庭に顔だす怒り雛。不機嫌きわまりない顔である。 「おお、姫さん。いや、身体を動かさないとなまって・・」 「クロさん、探してきて下さいね?」 …

小説-あやかし姫-第一話

ちょっと飽きてきたんで違う話でも書いてみるです。 決して詰まったのではない、そう、多分・・・ んじゃあ、あやかし姫始まり始まり・・・・・・ 昔々、人と妖怪が混じりあって生きていた時代・・・・・・ とある山に人の子が捨てられていました・・・・・…

狼風奇譚~第10話~

「ほう、誰か大物が来たと思ったらあなたでしたか」 係の者が言った。後ろを見ると、まだ列は左右に分かれたままだった。 「この子の登録を・・・」 係の者が風華のほうを見る。 「なかなか優秀そうなお弟子さんで」 そういって、笑った。 「いえ、そんなこ…

次で10話!

次で狼風奇譚10話目ですか・・・結構かかったな・・・。 本当はもうちょっとサクサクいくかと思ったけど、忙しくてやれないやれない。今日中に10話目掲載できるかな~といったところで。 さて、ヤフー文学賞なるものがあるんですね。当方八月中は暇なんで、…

狼風奇譚~第9話~旅行者編

「もうそろそろでしょうか?」 「ああ・・・」 風華と白狼を乗せた大牙は順調に役目を終えつつある。巨大な山が、見えてきた。黒い点が、飛んでいる。山は、岩山だった。木などない、岩でできていた。 大牙が降下を始める。目的地に着いたのだ。 「何も、な…

狼風奇譚~第9話~居残り編

「少し、身体を動かすか」 「いい考えね」 お茶を飲んで談笑していた二人が、こちらをむく。いやな予感がする。 「白狼大師の弟子の腕前を見てみたいしな」 庭に無理矢理出され、練習用の剣を持たされた。瑶殿と空彩殿も剣を持っている。 道三殿も剣を持たさ…

狼風奇譚~第8話~

「騎獣の提供感謝する、空彩殿・・・」 「本当に感謝しているのか?」 「本当だ・・・」 「ならいいがな」 「・・・」 「白狼様」 「なんだ・・・」 気になることが、あった。 「神星派の会合場所まで、どのぐらいかかるのですか?」 何も、聞いていない。準…

狼風奇譚~第3話~

間違って消してしまったので再アップ、しかしブログの調子ほんと悪いね~ イタイ、イタイ、イタイ 黒い影が木々の間を駆けていく。 イタイ、イタイ、イタイ、イタイ どす黒い液体を辺りにまき散らしながら。 オレハナゼカケテイル?ワカラナイ。ダレニヤラレ…

狼風奇譚~第7話~

まぶしい・・・ここは・・・私はどうなっているのだ・・・ 「姉さま!」 「小・・・狼?」 「よかっ・・・た」 女の人が部屋の入り口に姿をみせた。 「風華ちゃん!」 「瑶・・・殿?」 「目を覚ましたのね。今、白狼殿と道三を呼んでくるから」 瑶殿が、走…

狼風奇譚~第6話~

少女の刀が、獅子を斬る。しかし、獅子は気にとめていないようだった。 よける。斬る。よける。斬る。その、繰り返しだった。体力が、無くなってきていた。刀の光も、勢いをなくしつつあった。 「ここで、死ぬのか」 また、獅子が突進してきた。よけようとし…

狼風奇譚~第5話~

森に入って三十分ほどであろうか。何も変わったことはなかった。やはり単なる噂話、そう弟は思っているだろう。風華は、弟のほうを見ないようにしながらそのようなことを考えていた。 「姉さま」 「なんだ」 「そろそろ、帰りませんか?大師達も心配している…

狼風奇譚~第4話~

「最近、暇だな」 「ああ・・・」 丘の上の家の一室。道三と白狼はいすに座ってぼんやりしていた。 「修行をつけていたほうがよかったんじゃないのか」 「ああ・・・」 「本当にそう思っているのか」 「ああ・・・」 やれやれ、そう道三が頭を振った。 不意…

狼風奇譚~第2話~

「風華、入ります」 少女が部屋に入る。部屋には机があり、食事が用意してある。湯気を、立てていた。 机の奥に道三とは別の男がいた。20代後半であろうか。無精ひげをはやし、長髪を不作法に頭の後ろで束ねていた。どちらかというと美男子に属するであろ…

狼風奇譚~第1話~

丘のうえに家がある。 館、というには幾分小さめ。しかし、丘の周りを取り囲むように、ポツポツと点在する家よりかは幾分大きめである。 家の庭に、人がいた。一人は少年。もう一人は、少年より年長に見える少女。眼をつむり、二人とも座っていた。 「姉さま…

ブログ開設

自作の小説でも置いていこうかと思います。 最初は「狼風奇譚」一応中華ものなんでそこんとこよろしく(^^)