小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

何度目の年度末か

2021年も、締め、である。

 

どこかで更新しよう――そう考えていたら、いつの間にやら2021年が終わろうとしている。

 

あいかわらずのコロナ禍で、日常生活は大きく変わってしまったが2年目が終わろうとしているが、幸いにして健やかに暮らせているのが現状である。

 

感謝。

 

そんな一年で、二つ、印象に残ったものをあげていこうと思う。

 

まずは――エヴァが、完成したことだ。

 

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エヴァとの付き合いは、四半世紀余になる。エヴァンゲリオンという作品は、間違いなく青春だった。

 

高校時代に録画したビデオを繰り返し繰り返し何度も見るほど衝撃を受け、旧劇場版に繋がる各種メディアを巻き込んだ熱狂、上京しても就職しても新劇場版が作られて、結局その影響はずっと続いたのだ。

 

そして、シン・エヴァンゲリオン劇場版は、その長い長い青春の、間違いなく完結作だった。

 

初日初回上映――写真は舞台挨拶上映のものだが――あの日、嗚咽が込み上げてきた。映画館で拍手をしたのは、初めてだった。その感情は、本当に様々なもの含んでいて、嗚咽として溢れたのだ。

 

それは、時代の為せる感情だったのかもしれない。Qから8年――庵野監督が半ば壊れ宮崎作品の声優やシン・ゴジラを作成していたことも含め、やはり作品は完結はしないのではないかという諦め、コロナによって延期した事実。

 

その全ての終着点として、あの日、あの時間、シン・エヴァンゲリオンは、自分にとって至高の作品だった。終わったと思った。そう、あのTV版の最終回は、今思えばここに至るという予言だったのだ。庵野監督は、ある意味では、ぶれなかった。

 

人によって、受ける感慨は全く違うだろう――それは、当然だ。エヴァンゲリオンという作品は、庵野監督の私小説なのかもしれない。だが、客観的な評価は、いらないと思ってしまう。この作品だけは、主観だけで十分だ。庵野監督の作品であり、そして、自分という一個人の人生の作品なのだ。そして、自分にとっては、それだけ思い入れのある作品であり、見事な完結編だったのだ。

 

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もう一つは、ライブに参加したこと。

 

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生田さんの卒業ライブ2日目に参加しました。白石さんのユーチューブ配信から始まって、まさか、乃木坂46にここまではまるとはなー。

 

無人の配信ライブから、徐々に人が入るようになって、そうして横浜アリーナで皆が掲げるライトを見て、そういう形になってきたのだなぁっと。

 

祝祭が当たり前にあった時代が恋しいし、こうして参加出来たのは――散々チケットとれなかったことも含めて――よかったなと思う。結局、日常生活は不安定で、いつでも毀れる――日本だけが安穏としているような時代でもあるのだ。

 

ライブ? 凄かったです、はい。本当にいる人達なんだなーって。

 

凄いなと、感動してました。

 

――一番泣いたのは、福岡の卒業ライブでした。

 

そんな感じ。

 

年度末は久々に実家。

 

本当に久々の帰省。

 

では、また。