2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧
というわけで、今朝、「あやかし姫~百華燎乱~」を書き終えました~ (*´ー`) 20×20の原稿用紙に換算して約380枚分 12月17日からダーラダラと書いて、2月23日完了っと^^ あ、「あやかし姫~旅の人~」 も同じぐらいだΣo(゚Д゚o) 総頁数は、二…
「ごめんなさい」 火羅が、冷たい床に額を擦り付けた。 木の板。木目。 咲夜が、 「い、いえ」 そう首を振って、火羅に近づく。 その様子を背に、用は済んだと姫様が離れていく。 古寺にいるもう一人の妖狼。 太郎は、咲夜から離れなかった。姫様に、ついて…
えーっと、続編制作、しかも二本決まったってYAHOOニュースに載ってますけど、本当なんでしょうか?^^; せっかくなので、感想なんぞを。一応、背景にしてますし 面白かったですよヾ(*´∀`*)ノ 傑作、ではないと思います 少なくとも、指輪物語を観たと…
どうして、言ってしまったのだろう? 見られた、から? 傷を見られても、適当にいい繕えば良かったのに。 言って、しまった。 妖気を纏う、人。 それは、人にあらず――か…… でも、あれは妖気なのだろうか。 考えても、しょうがない。 あの娘は、あの娘、なの…
「ん……くぅ……」 四肢のあちこちが痛い。 鼻が麻痺してる。 躰がすーすーする。 「起きられましたか?」 この声。 右手を、自分の額に乗せた。 ぼんやりと、幽火が燃えている。 腰掛けていた。 自分は、横たわっていた。 「んぅ……」 「まだ、無理に身体を動か…
「酒呑童子様、落ち着いて!」 鬼の王は、無言であった。 はぁっと、大きく息を吐いた。 薄紫の、息。 もう一度、大きく吐いた。 肌が、痛い。 震えが、くる。 光と白月を、葉子は自分の後ろにやった。 「しゅ、酒呑童子! 落ち着くのじゃ!」 「酒呑童子さ…
「酷いですね……」 「ああ……」 妖狼は、背中にしょった火羅の崩れかけた体勢をよいしょと直した。 居間が壊されている。 めったらやったらに。 湯飲みも、みんな割れていて。 「これを、火羅さんが?」 「はい……その、私が、火羅さんを怒らせてしまって……」 …
適当な絵 一応、「あやかし姫~百華燎乱~」より、上から順に 雪妖の巫女、白月 雪妖の女王 大獄丸 のつもり 雪妖の女王は随分と前に描いたような^^; あー、今週中の完結は諸事情(ちょっと大学の再テストがあったもんで)により延期ということでo(´Д`o)…
「光。葉子が、来るぞ」 そう言うと、酒呑童子は自分の影に話しかけるのをやめた。 誰も答えなかった。 白月の、息をすーはーする音だけがして。 鬼の王は不思議そうに光達を見やった。 それから、 「……悪い悪い、もう口を開いてもいい」 そう、いった。 「…
ぼけーっとしていた。 口を開けて、目を細め、窓辺にもたれ掛かっている。 浅黒い肌。桃色の着物。 武器は持っていない。 囚われの将、馬岱である。 「今日は、調練に行かないのか?」 廊下。呂布軍が砂埃を巻き上げるのをぼーっと眺めながら背後の「男の子…
火羅がその大腕を振り回した。 子供の、ように。 ぶんと火の粉を捲きながら、大きな爪が空気を裂く。 そして、目を落とした。 小さな妖狼。 生きていた。 元いた場所にはいなかった。 突き飛ばされたのだ。 爪は、空気を切り裂いただけ。 咲夜がいた場所には…
というわけで、15000HIT突破しましたー^^ おしまい
帰りの山道。 「太郎に乗った方が早いよ。疲れずに済むし」 そう、葉子がいった。 太郎が腹這いになる。 乗りな、と。 姫様が、よいしょとその背に乗った。 もう、泣き止んでいた。 妖狼族は、背に何かを乗せるということを嫌う。 でも太郎は、姫様が子供の…
というわけで、これが当ブログの600記事目と相成りました!(///∀///)ノ 2005年7月8日(金)に始まったこのちんまいブログも積もり積もってこの数字(*^_^*) いやはや、それなりに歴史は重ねてきたようでo(´▽`o) 本当は、600目で百華燎乱を終わらせ…
「鈴鹿……」 「兄……様……」 ずっと同じ言葉。 ただ、一緒にいるしかなかった。 俊宗は、死して後も鈴鹿を縛るのかと思った。 悪路王がいかなる人物か俊宗は知らない。 訊いても、誰も答えないのだ。 大獄丸ですら口を濁す。 鈴鹿御前には、絶対に訊けなかった…
「で、どうして巫女様はこの坊主と一緒なんだ?」 「……」 「……」 光と白月はちょこんと三角座り。 酒呑童子はゆったり片膝ついて。 二人とも、答えない。ただ、顔を見合わせるだけ。 光は虎柄。 白月は純白。 「光」 真っ白い白月が、いった。 「これは、誰…
えーっと、先月分まとめてなかったので今更ですが^^; 先月は、「あやかし姫」が、20×20の原稿用紙に換算して150枚ほど 「愉快な呂布一家」が45枚でした(*^_^*) 思いっきり差がついてますね(;´ー`)アレアレ む? あとちょっとで200枚だったの…
茨木童子。 やまめを抱え、歩いていく。 その後ろには土鬼達が。 倒れ伏したる雪妖、土地神。 雪は消え、地面が剥き出しになり、白の下で春を待っていた緑に光を浴びせる。 向かうは真っ白な対岸。 仲間の鬼達が、慌てふためいているのが見えた。 足取りは、…
はい、やっとタイトル決めました^^ いつまでも(仮)じゃあんまりですもんね(´Д`;) あ、「あやかし姫」のお話です というわけで、三人囃子(仮)は百華燎乱になりましたとさ 元々、今やってるお話は古寺の三妖に色々と事件が! って話だったのですが^^…
「いつ、姫様が俺達を縛る鎖になった」 太郎が、のっそり身体を起こしながらいった。 「え?」 「いつ、葉子やクロや俺が、そんなこと言った」 太郎の表情が、さらに厳しくなる。 怒っているような、悲しんでいるような。 姫様の目が、泳いだ。 「だって……」…
小さいとき。 ずっとずっと、小さいとき、みんなで隠れんぼをした。 ちょっと離れた山で、隠れんぼ。 もういいかーい。 まあだだよー。 鬼の声は一つだけ。答える声は、そこかしこで。 穴を、見つけた。 木の下の、地の穴。 そこに、隠れた。身を、踊らせた…
うーん、地震来ました^^; そんなに大きくなかったです お久し振りですねー^^;
狭くはない。 むしろ、広い部屋。 室内は、暖色系の色で整えられていた。 ベッド。 椅子。 部屋の主が好む蜂蜜が、ベッドから手の届く場所に置かれていた。 右目に刀傷を持つ「女」が、一人、椅子に座っていた。 うつら、 うつら。 女は、眠っているようであ…
今日は節分でした~^^ 豆まき、しましたよー 豆三粒を、ほっては拾い投げては拾い 汚れると面倒なので(´ー`;) あ、おいらはコタツに座ってました 投げるのは妹君の役目♪ 一応太巻きも^^; うちの方はやってたみたいですね。おいらが生まれたぐらいから…
めろんさんのリクエスト!(`・ω・´)ノ あやかし姫より、妖狼姫、火羅です! のつもりです……いや、これがおいらの精一杯で……その……ね…… ニゲロー( ノ´д)ノ( ノ´д)ノ( ノ´д)ノ
「魏延なら、どう攻める?」 「ぼ、僕ですか!?」 かぽかぽと、赤い巨馬が軍の先頭を闊歩する。 馬中の馬と詠われる、赤兎、である。 乗ってるのはもちろん呂布さんで。 総勢、千三百あまり。 呂布さん、高順、張遼。 そして、魏延。 眼前の兵。 十部軍が二…