小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

よつばと12巻読んでみた

十周年だよ!
 
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年に一回のお楽しみ!
 
今年もよつばとがおうちにやってきてくれました(*´ v `*)
 
日常系では日本随一の面白さを誇るよつばと! 今回も期待を裏切らぬ――うん、今回は12巻を数えるよつばと! 随一の巻でした。
 
テンポのよい、それでいて絶妙な間の会話。
 
丁寧に描き込まれた、どこかで見たことのある背景。
 
あっちこっちに好奇心の赴くよつば。
 
よつばを見守る大人と子供といい年した子供(某とうーちゃん達)。
 
変わらない、少しずつ広がっていく世界。
 
今巻では、前巻から仄めかしていたキャンプ編がついに開始!
 
ああ、あの会話はこのためかーと伏線回収もそこそこに、キャンプを楽しむちびっ子面々といい年した大人達。
 
やっぱりやんだは良い奴だよなー。
 
そして、最終頁。
 
この最終頁が、ぐっと来る。
 
思わず泣きそうになった。
 
よつばと! なのに。
 
それまではにこにこ見てたのに、最終頁だけは、あ――っと。
 
永遠に続く夏休み……日常系漫画の、理想的な終わり方だった。
 
よつばと! は終わってないけどね。
 
でも、この終わり方なら満足できる。
 
キャンプ以外のお話も、あっちこっちに前の話が散りばめられていて、ついつい昔の巻を取り出したくなる、いやはや幸せな気持ちになれる漫画でせう。