小説置き場2

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Fate/stay night [Heaven's Feel]Ⅱ.lost butterfly鑑賞

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我慢できずに、鑑賞。

さすがに人多いだろうと思ってたけど、ED曲である「I beg you」が好きすぎてリピートしてたり。



お正月FateSP観たら我慢できなくなった。

うん、相変わらずの戦闘シーンよ。

相変わらずの凄まじい戦闘シーンよ!

エフェクトの極致に、流れるような動作、タメの一瞬もその後の目で追えない動きも、相変わらず凄いなぁ。

そして、話の流れはえぐい方へと。

そう、えぐい。

救いがない。

もともとエロゲだったんだよなぁとしみじみ。隣の小学生、息してるかーって、今だと平気なのかな?

全年齢版にも衛宮―桜はこの展開なんかいな?

なんかもう、お茶の間に流れると気まずいシーンがいっぱいだZO!

満員御礼でございました。

説明不足やわかりにくいっていう感想もあるみたいだけど、それは、うん、そのぐらいの前情報あるよねと作ってるなぁと。

1作目観てないと、全くわからないです。

チンプンカンプン、おさらいしてね。

同会社制作のUBWとZero観ないと、だめだよね。

この作品は、fate――それこそ、奈須先生を筆頭としたTYPE MOONをずっと追いかけてきて、今のグランドオーダーの隆盛に繋がる一つの流れ――を知っている人のためのお祭り作品なんだよなぁと。

自分は90年代にGガンダム等のV~Xや、真ゲッタードラゴンボールからEVAに繋がっていった世代なわけで、それから京アニブームになりまどマギに至ってまぁいまのゆるきゃんな流れに乗ってるわけだけど、ちょうどfateの初期ブームには乗れなかったんですよね。

乗れなかったというか、乗り遅れたというか。

2005年開設のこのブログでも、サンライズfateは全く触れてないし!

空の境界のアニメ化――もっといえば、ufotableというアニメ制作スタジオに乗ったんだろうなぁ。

空の境界――Fate/Zero――Fate/UWBという流れ。日本アニメ屈指のクオリティー。だから、去年やった他のfateシリーズには手を出してないんだよね。どうしても、見劣りしてしまう。

それに、多分、奈須先生が好きなんだろうけど。西尾先生と奈須先生は忘れちゃいけません。

京極先生もね。

山田風太郎大好きっ子だから、根っこは同じなんだろう。今川監督作品や、手塚先生(どろろが一番好きです)の、こう、オールスターって燃えるよね。

fateは派生作品が多くて、もはや山田先生の忍者ものや、もっといえば明智探偵シリーズやホームズシリーズのように、その設定を使えば幾らでも世界を拡張できるというオープンソースになってるのかなと。

世界各国の有名人を戦わせるというアイディアはもともとあっちこっちであったんだろうけど(魔界転生!)、そこにあの時代における日本の混沌感と伝奇を組み合わさるとこんなことになったのかなと思う次第であります。

今とは、空気感が違うよね。阪神大震災とオウムから米国テロ、そして東北大震災で、空気感は違うと思う。

バブルと残滓があって、それがなくなって、そして電脳世界にログインしてっていう。

ノベルゲームという、一つの箱庭ゲームの中で発展し頂点を極めたTYPE-MOON作品が、スマートフォンアプリという文字通り手の平サイズの箱庭ゲームでfate/GOとして隆盛しているのも面白いね。

テキスト――物語の力で勝負するという、至極全うでとても難しい代物に挑んでいるのも、感慨深いです。

というわけで、Heaven's FeelⅡ章でした。

IMAXシアターか、少し人が少なくなってきたらもう一度見にいこうかと。

それぐらいの、作品です。

Ⅰ章の時は凡作っていってたけど、凡作じゃないわ。

当時は目が腐ってたのかな?

そうか、fateっていう物語体系を少し理解して、奈須先生達や武内さんのTYPE-MOONがどうやってここまでたどり着いたか、その軌跡を少し認識したから、前作とは違うフィルターがかかってきたのか。

情報の差異――同シリーズを同じ人間が観ているはずなのに、違う感じになるんだなぁ。