風にゆたう髪を掻き上げる 眼前の十万を越える兵に胸が躍る 「袁術」 四世三公の名門・袁家のもう一人の主は、戦を前に心を高ぶらせていた 袁術は目をつぶり、空を見上げた 「……」 袁術にとって、徐州攻めは久し振りの戦である 今まで戦をせずに、少しずつ力…
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