小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

愉快な呂布一家~三騎将VS山賊~

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魏続:呂布配下。三つ編みしてます
侯成:呂布配下。モヒカンしてます
宋憲:呂布配下。スキンヘッドしてます

魏続「ふあ~、何にも起きないね~(*´Д`)(コロコロ、袋を転がしながら)」

侯成「はあ? 何かあったらどうしようもねえぞ?(´Д`;)」

宋憲「はい、どうどう('ー`)」

~兵五十を引き連れて、三将馬の運搬中。その数、千頭を越えていて~

魏続「ふむ(コロコロ)」

侯成「その袋、なんだ?」

宋憲「俺もさっきから気になってた(゚Д゚)?」

魏続「呂布様から頼まれてね。大事なものらしいよ(*´▽`*)」

侯成・宋憲「「ふーん」」

魏続「実はねえ……ごにょごにょ」

侯成・宋憲「へ~( ´∀`)」

魏続「……もうすぐ、泰山か……」

~泰山~

山賊A「頭!!!ヽ(`Д´)ノ」

山賊頭「んだようるせえなあ! そんなに慌ててよう、一体どうした?('ー`)」

山賊「馬ですわ馬!ヽ(`Д´)ノ」

頭「?」

山賊A「すっげー数の馬でさあ! ありゃあ千はくだらねえ! 馬の運搬中でさあ! しかも護衛の数は五十にも満たないときてやす!ヽ(`Д´)ノ」

頭「馬……呂布軍か!」

山賊B「どうしやす?」

山賊C「どうもこうも、呂布軍に手を出したら……(´・ω・`)」

頭「いやあ……」

山賊B「お頭?」

頭「袁術がまた動き始めたって知らせがあった。今呂布は手一杯でそんなにそんなに動く事が出来ないわけで……だから護衛の数も少ないわけで……」

山賊達「「「(´・ω・)(・ω・`)(´・ω・)(・ω・`)」」」

頭「馬千頭……そんだけありゃあ、原野戦を戦えるようになる……そうしたら……山賊じゃなく、軍として動ける……そうすりゃあ俺達……こりゃあ、賭け時か?」

山賊達「「「(´・ω・)(・ω・`)(´・ω・)(・ω・`)」」」

頭「どうする? 賭けに出るか? 」

山賊A「へ、聞くまでもねえヽ(`Д´)ノ」

山賊B「いつもこの山を下りて軍として輝きたいと言ってたじゃないですかヽ(`Д´)ノ」

山賊C「頭の将軍の道の第一歩、一緒に踏まさせてくだせえヽ(`Д´)ノ」

頭「おっしゃあ! いくぞ野郎ども!(∩゚Д゚)」

山賊達「「「おー!!!ヽ(`Д´)ノ」」」

~そのころ~

魏続「泰山……山賊の臧覇のところか……今こられたらやっかいだな(;´Д`)」

侯成「なんだっけ、確か義賊で有名なんだっけ? まあ、襲ってはこないだろ(´∀` )」

宋憲「そうそう、所詮山賊。呂布様に喧嘩売るようなまね(人*´∀`)」

伝令「ひい! お、お三方!あ、あ、あ、(´Д`;)」

侯成「おいおい、落ち着け。どうしたよ?」

伝令「は、はいい! 泰山の山賊達が我々に向かってきています!(´Д`;)」

魏続「(゚¬゚)」

侯成「(゚¬゚)」

宋憲「え?(¬゜)」

魏続「てえことはあの煙は……」

侯成「数は?」

伝令「ご、五千ぐらいであります!(´Д`;)」

宋憲「多いなあ……(´・ω・`)」

魏続「どうする? こっちは五十しかいないぞ?」

侯成「おい(`・ω・´)」

伝令「は、はい!」

侯成「みなに馬に乗るよう言え。馬の群れに紛れてつっきる、そう言え(`・ω・´)ノ」

伝令「はい!!!」

魏続「ちっ、めんどくせえの……」



山賊「頭! やつら止まりませんぜ!」

頭「突っ切るつもりか……うわ~、止めるの無理くせえ……間近で見ると余計無理くせえ……」



魏続「おう~、うようよいやがる!( `Д´)ノ」

侯成「は! 矢、撃ってきやがったぜ!( `Д´)ノ」

宋憲「……(´・ω・`)」

魏続「どうしたよ、おい?」

宋憲「あの兵、最後尾になってやがる……」

魏続「さっきの伝令か……まだ子供だったな(´・ω・`)」

侯成「馬に乗るのに、慣れてないのか……」

宋憲「ちょっと、行ってくる」

魏続「おう」

そ「おい宋憲!」

伝令「はあはあ……もっと頑張らないと、どんどん遅れてる……もっともっと(´・ω・`)」

宋憲「おい!(`・ω・´)」

伝令「は、はい!(´・ω・`)」

宋憲「お前、馬に乗るのははじめてか?」

伝令「い、いえ!(´・ω・`)」

宋憲「ふ~ん……気持ちを落ち着かせろ」

伝令「え、あ、はい」

宋憲「そうだ、それでいい。乗り手の気持ちが乱れると、馬にそれが移る」

伝令「あ、ありがとうございます!」

宋憲「うん、その調子その調子……あぶねえ!」

伝令「あ、ああ!」

~宋憲の馬に、矢が当たる~

魏続「あの馬鹿!」

侯成「くそったれ!!!」

兵士「魏続様! 侯成様!」

魏続「お前らは呂布様のところに早くいけ!」

侯成「いいな!」

兵士「お、お二方は!?」

魏続「宋憲を連れてすぐに追いつく!」



宋憲「くそ、馬が駄目になったか……」

魏続「よ(∀`)ノ」

侯成「や(∀`)ノ」

宋憲「お前ら! 何で戻ってきた!(;`Д´)ノ」

魏続「馬鹿が、ドジ踏みやがって(゜∀゜)」

侯成「バーカバーカ(e^□^e)」

宋憲「う、うるせえ!Σ(´Д`;)」

魏続「あ~あ、俺達まで囲まれちまった(≧∀≦)ノ」

侯成「あ~あw(´∀`)w」

宋憲「……お前ら……」

~三人、遠巻きに囲まれる。一人、近づいてくる~

頭「あんたらは?」

魏続「まず、自分の名前を名乗るのが礼儀ってもんだろ、がきんちょ」

頭「……泰山の臧覇

魏続「ほお……呂布軍三騎将が一人、魏続」

侯成「同じく呂布軍三騎将が一人、侯成」

宋憲「同じく、呂布軍三騎将が一人宋憲だ」

山賊D「おいおい、まじかよ(´Д`;)」

山賊達「「「ザワザワ」」」

臧覇「てえことは、お前らには人質の価値、あるねえ……武器を捨てて投降してくんない?」

魏続「や(*´ワ`)ノ」

臧覇呂布軍だと、あんたらは随分落ちるって聞いてるけど。この数相手に、抵抗しても無駄じゃない?」

魏続「がき、いやくそがき、一つ良い事を教えてやる」

~魏続、背中にしょいたる大刀を手にもつ~

侯成「丁原様がご存命のころより呂布様の麾下に加わって幾早々」

~侯成、腰にさしたる双剣を逆手に構える~

宋憲「俺達はずっと呂布様とともに戦ってきたんだ、腕を磨いてきたんだ」

~宋憲、槍を振り回す~

魏続「てめらごとき山猿、俺達三人で十分なんだよ」

臧覇「……言ったな……かか」

~魏続、山賊達を大刀で薙ぐ~

山賊達「「「ぎゃあ!!!」」」

魏続「遠慮は、しねえぜ」

臧覇「な……こいつら……」

~強い……~

魏続「ちい、きりがねえ!( ̄□ ̄;)」

侯成「次から次へと沸いてきやがって!( ̄□ ̄;)」

宋憲「張燕の兵よりちょっと落ちるのが救いかなあ( ̄ー ̄;)」

臧覇「この!!!(`Д´)ノ」

臧覇、魏続に襲いかかる。獲物は斧、斧二本~

魏続「おう! 物陰に隠れてるだけじゃねえのかくそがき!」

臧覇「おら!」

魏続「……(なんちゅう、重たい斬撃だよ……腕が一発で痺れやがった……」

宋憲「魏続!」

侯成「邪魔、するなあ!!!」

~二人、魏続に近づけず~

臧覇「……(つ、強い……」

魏続「……(やるじゃん……だが、動きが単調過ぎる、いける!」

臧覇「う、うおお!」

魏続「は! 読めてんだ……あ……」

~袋、転がる。山賊の頭、それを拾う~

臧覇「なんだ、これ」

侯成「あー、それ呂布様に頼まれた大事な代物!(´・ω・`)」

魏続・宋憲「「やっべー……(´・ω・`)(´・ω・`)」」

臧覇「……魏続殿、侯成殿、宋憲殿!」

魏続・侯成・宋憲「「「(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)」」」

臧覇「これがどうなっても、知らないよ?」

魏続・侯成・宋憲「「「……せえのー」」」

魏続・侯成・宋憲「「「参りました(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)」」」

~三人、縄でくくって~

山賊「仲間の敵! あいつら殺しましょう!」

臧覇「……誰も死んじゃいない」

山賊「?」

臧覇「あいつら、誰も殺しちゃいない、気を失わせてただけだ」

山賊「ほ、本当だ……」

臧覇呂布に使いを。この三人を返してほしくば馬五千用意しろと(´ー`)」

山賊「ご、五千!( ̄□ ̄;)」

臧覇「ふっかけて、みようぜ(´ー`)」

山賊「はい!」



魏続「捕まっちゃった……」

侯成「どないしょう……」

宋憲「俺ら、駄目駄目だな……」

魏続・侯成・宋憲「「「・・・・・・」」」