小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

警視庁草紙読了

山風先生の明治物、煌びやかな登場人物が交錯する哀切物語!

ってなわけで、読了

うん、天才

お終い!

ああ、うん、凄いよー。史実と虚構が縦横自在に張り巡らされて、もう天才としか言いようがない

ちょっと頁をめくってみれば、あったかもしれない自然な形で歴史上の人物が出てくるんだもの^^;

こんな凝った造りの小説は、今の時代、書ける人も少ないでせう

一体どれぐらいの資料が必要になるのやら……万華鏡のようなものですなぁ

この作品、NHKのドラマにもなっていて、そっちの方を先に見てました。山風物だと自覚してたんだろうか……こんなの斉藤一じゃないやいってのは覚えてます。あと、ご隠居が諦めなかったのも

本編は、けっこう切ないです。山風先生は、あの時代に生きた人だから

そんなわけで、奥さん大好きビフテキ大好き友達はデパ地下にいる山風先生の、大傑作でございました