おおかみこどもの雨と雪
『おおかみこどもの雨と雪』観賞したのでその感想をば。
監督は細田守。
特にサマーウォーズがものすっごいツボで、号泣してしまったから。
TVで見て、号泣して、すぐさまPCでもう一回見て、そのまま某イベントに突っ込んだのをよく覚えている。
決戦日は映画千円の日。
場内は満員。
家族連れが多かった印象。
子供の姿をよく見かけた。
これは……!
お、おお?
う、うーん。
何とも言い難い。
期待を上回る事はなかった。
というよりも、下回った。
これは、家族を持つ人向けのお話なのだろう。
大きなクライマックスがあるわけではない。
何処にでもある、ちょっと子供がオオカミな、家族の話。
淡々と語られる、ちょっと難しい選択を重ねていく家族のお話。
泣き所が……ない。
そういう作品ではないのだろう。
お店でティッシュを貰った身としては、拍子抜け。
こっちをTVで、夏戦争を映画館で観た方が、自分にはあっていた。
TVで観た方がいいと思ったのは、話の展開以外にもう一つある。
背景の緻密さに反するような人物絵の雑さだ。
都会にいたときが特に気になった。
意図があるにしても、ないにしても、映画作品でこの出来はなかろうと。
子供時代の雪の笑い声が気になったけど、まぁ、それはご愛敬ということで……いや、さすがに耳障りじゃなかろうか。
オオカミ男と寝るんだ-、オオカミ男の姿なんだー。
捕ってきた雉子でお鍋ねぇ。まさか場内の笑いを誘ったこの場面があんなことの伏線になるとは……。
とーちゃん(泣……くよりも苦笑だよ!)
都会での子育てがやけにリアル。もしおおかみこどもがいたら、こうなるんだろうな。
リアルで、辛い。それでも笑っていられる母強し。
い、田舎暮らしか……。
じーちゃんかっこいい可愛い。
草平かっこいい。
古民家良い。
すごく良い。
とても良い。
うん。
自分にはあんまり合わなかった。