牙狼-GARO- 〜蒼哭ノ魔竜〜
2005年に始まった牙狼もこれにておしまい。
第二期TVシリーズの続きである本作……何だか残念な出来でしたよん。
ダークファンタジーの色が濃かったこれまでと違い、明るい作風。
そう、既視感ばりばりなのである。
映像は相変わらず凝ってるけど、どれもどこかで見たことがあって……正直、楽しめなかった。
ゼイラムではなく、アリスであり七つ風の島物語なんだろう。
その作風は好きじゃないし、雨宮監督の持ち味を殺しちゃってると思う。
雨宮監督の良い画は、和風でありつつSFなデザイン。
それは、それも好きではあるけど、ちょっとパワーは落ちたかな。
雨宮先生の持ち味と嗜好の乖離が、ここできちゃったんだろう。
お話は、いつも通りなので、うん。
雨宮作品の脚本に期待するのは筋違いってもんです。
この映画で冴島鋼牙の牙狼が終わるのは勿体ないけど、勿体ないけど、勿体ないけど!
四月からのシリーズに期待しませう。
今度はハカイダーみたい!
監督横山さんになってる!
映画館に行くのはお勧めしないけど、これまで牙狼を追っかけた人にとって、あのスタッフクレジットだけは価値のある作品です。
古い写真だけど……お疲れ様でした。