レヴェナント鑑賞
ヘイトフルエイトに続く西部劇映画、いや、これがこそが本丸といえるだろう。
ちょうどゴールデンカムイに嵌っている時分、サバイバル要素がたっぷり詰まっており大変好みである。
自然光に拘り抜いたとか、スタッフが次々やめていったとか、ハーディさん激おこぷんぷん丸で監督の首を絞めたとか、色々逸話はありますが……。
これは、この映像は、撮影賞とれますわ。三年連続アカデミー賞の撮影部門をとるなんて、エマニュエル・ルベツキは化け物か(スリーピーホロウぐらいしか見たことないな)
ちなみに、話は単純である。
漢の復讐だ。
それを単調にさせないのが、
映像の力である。
どこを切り取っても、力強いのだ。
既存の西部劇――では、ない。
罠師(猟師ではない)を主役にしたこの映画、ディカプリオが念願の主演男優賞をとったけれど、本当の主役は確固たる力を魅せる自然なのではないか。
境界に生きる者の哀しみもあるけれど、壮大な映像が全部呑みこんでしまう。本当、どうやって撮ってるんだこれ。
映画史に残る映像美だと思う。これこそ、大スクリーンで見るべき名作だろう。
トム・ハーディーもカッコイイ―!
こんな売れっ子になるなんて、インセプションの頃は思わなかったなぁ(これも好い映画でした)