小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

君の名は。

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映画館、大入り。

新百合ヶ丘が満員だったんだが……こんなに人がいるの、初めて見た。

日中はそうなの?

いつもレイトショーやかんねー。

夏休み終盤だし、天気悪いし、マンディサービスやってるし。

大入りなのは、嬉しいなぁ。

勿論、この作品も大入り。


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継続的にオリジナルアニメ映画を送り出している稀有な作家、新海監督の最新作。

一言でいうと、惜しい。

細田監督のバケモノの子もそうなんだけど、何かが惜しい。

それはもう、個人の好みなんだろうか。

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郷愁をかきたてられる、好みの題材――なんだが、何だ、この違和感は。

……青春に、郷愁を感じないからカー?

綺麗な映像……群を抜いて緻密かつ美しい背景、光の遣い方が凄まじいの一言。ライティングだけで、お腹いっぱいになりそう。

前前前世を始め、素晴らしい音楽。

物語もいいんだがなぁ。

最期、若干駆け足気味なのが?

うーん、あえて描写を省いている部分が、気になってしまうのか? 省略の妙よりも、言葉足らずな気がする。

父親の説得シーンがないのが、特に気になる。

物語の展開上、手が届きそうで届かない部分が厭なのか?

やっぱり好みか。