君の名は。
映画館、大入り。
新百合ヶ丘が満員だったんだが……こんなに人がいるの、初めて見た。
日中はそうなの?
いつもレイトショーやかんねー。
夏休み終盤だし、天気悪いし、マンディサービスやってるし。
大入りなのは、嬉しいなぁ。
勿論、この作品も大入り。
継続的にオリジナルアニメ映画を送り出している稀有な作家、新海監督の最新作。
一言でいうと、惜しい。
細田監督のバケモノの子もそうなんだけど、何かが惜しい。
それはもう、個人の好みなんだろうか。
郷愁をかきたてられる、好みの題材――なんだが、何だ、この違和感は。
……青春に、郷愁を感じないからカー?
綺麗な映像……群を抜いて緻密かつ美しい背景、光の遣い方が凄まじいの一言。ライティングだけで、お腹いっぱいになりそう。
前前前世を始め、素晴らしい音楽。
物語もいいんだがなぁ。
最期、若干駆け足気味なのが?
うーん、あえて描写を省いている部分が、気になってしまうのか? 省略の妙よりも、言葉足らずな気がする。
父親の説得シーンがないのが、特に気になる。
物語の展開上、手が届きそうで届かない部分が厭なのか?
やっぱり好みか。