2006-12-29から1日間の記事一覧
小説の更新は年内はこれでおしまいかもしれません^^; できれば、今年中に今やっているお話を終わらせたかったんですが…… むう、残念! は、おいらのさぼり癖のせいか! 書く時間はいくらでもあったのになあ~~~;-; っていってたら何事もなく続き書い…
「ちっ!」 右手。痛みが走った。取り込まれる痛み。 繋がりを切り離す。 短剣。 十分に、己の血で濡らした。 これでも、大天狗様に連なる妖。 宝玉を滅ぼす事は――出来る。 宝玉に、黒之助は飛び掛かった。 「滅せよ」 そう言うと、宝玉に短剣を突き刺した。…
「なんだありゃあ」 妖狼が、いった。古寺から黒之助の臭いを辿り、木森原まで走ってきたのだ。 奇妙な物が、その金銀妖瞳に映った。 灰色の身体。 黒い羽。 顔半分が、人の顔――大きな瞳の男の顔―― もう半分は、太郎のよく知っている妖の顔――烏天狗―― 「……黒…