2011-03-10から1日間の記事一覧
彩花はとても楽しそうだった。 鬼気迫る表情の彩華が滑稽に思えるほど楽しそうだった。 原型を留めないほど変化した彩華が必死に抗うその様を、混じりけのない笑みで見下ろしている。 火羅の知らない彩花だ。 蔑むのも弄ぶのも嬲るのも、彩華の役割だったは…
狼と香辛料ⅩⅥ―太陽の金貨(下)― 支倉凍砂 いわゆるケモノ耳西洋中世経済小説(何だそれ)。ホロとロレンスの長かった旅路もついに終焉。 色々あった……ように見せかけて、何にもないわな。 ホロ可愛いよねで終わる小説。マンネリ打破(二人旅だしね)と思し…