あやかし姫番外編~酒呑童子4~
腕の中の赤子は、静かに眠っていた。
男は微笑み、赤子の母に目を移した。女も、微笑んでいた。
女が、苦しそうに息を吐いた。
男は、
「もう、寝ろ」
と言った。
女は、
「もう少し、見ていたい」
と言った。
「そうか」
「はい・・・あの、ごめんなさい」
「あやまらなくていい」
「ごめんな・・・さい・・・」
女は、泣いていた。
男は微笑み、赤子の母に目を移した。女も、微笑んでいた。
女が、苦しそうに息を吐いた。
男は、
「もう、寝ろ」
と言った。
女は、
「もう少し、見ていたい」
と言った。
「そうか」
「はい・・・あの、ごめんなさい」
「あやまらなくていい」
「ごめんな・・・さい・・・」
女は、泣いていた。