小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

六百目!!!

というわけで、これが当ブログの600記事目と相成りました!(///∀///)ノ

2005年7月8日(金)に始まったこのちんまいブログも積もり積もってこの数字(*^_^*)

いやはや、それなりに歴史は重ねてきたようでo(´▽`o)

本当は、600目で百華燎乱を終わらせたかったのですが……

アグ、終わんなかったですΣo(゚Д゚o)

来週中には、完成させたいものですなー(`・ω・´)ノガンバリマスデス

まあ、今回特になんにも用意してないので、これまでの当ブログの積み重ねでもどうぞー(あ、いらない? いらなくても載せちまうぜ!)

雑記 223
あやかし姫 146
愉快な呂布一家 137
愉快な呂布一家・外伝 26
駄画置き場 24
狼風奇譚 11
小説設定 9
プロジェクト 7
小説3 7
絵物語
投票 4
短いお話 3
無題 1

とまあこんな感じでごぜーます^^

色々と残骸がありますなー

それでは!



「あやかし姫~朝起きて~」

 

 声が、した。
 太郎さんの声。
 もう、朝だ。
 今朝の夢……思い出せないや。
 なんだろう、赤い馬に乗ってた気がする。
 それで、女の子に追いかけられて……
 やっぱり、よく思い出せないや。
 あいも変わらず、葉子さんは寝相が悪い。
 どうやったら上下逆さまになっちゃうんだろう?
 枕をちゃんと移動させているのも不思議です。
 あ、上布団と下布団が反対になってる。
 起きて、起きてー。
 ゆさゆさ揺する。
 起きてー。
「うーん……」
 姫様、銀狐の獣耳に、顔を近づけた。
 息をふっと吹きかける。
 葉子はくすぐったそうにして。
 それでもすぴーと眠っていて。
「お母さん、起きて」
 そう、いった。
 途端に、がばっと葉子が跳ね起きた。
 目をぱちくり、顔をかーっと真っ赤にしながら。
「うー、姫様」
「葉子さん、目が覚めました?」
 ころころと笑う。
「もうっ」
「おはようございます」
「おはよぅ……」
 消え入りそうな、声だった。
 着付け。
 葉子さんに手伝ってもらう。
 着物は、お日様の匂いがした。
「はいできましたっと」
 鏡。
 姫様、髪を整える。
 その間に銀狐は布団の片付け。
 どうして、あたいの布団こんなになってるの? と、しきりに首を傾げている。
 鏡の中の姫様、くすくすと笑う。
 廊下に出る。
 妖達。
 おはようございます、というと、おはよう! といっぱい返事が返ってくる。
 中には寝ぼけまなこな妖もいて。
 頭領とか……頭領とか、やっぱり頭領とか。
 朝ご飯。
 ゆっくりよく噛んで味わって。
 居間。
 妖が、いっぱい。
 黒之助があくびをすると、廻りの妖に移っていく。
 梅の香り。
 梅の華。
 六つ、お盆に置かれていた。
 庭には、梅はないよ?
 太郎さん、わざわざ採ってきてくれたんだ。
 ありがとう。 
 うん、今日も美味しかったです。
 ごちそうさまでした。
 さてと、今日はなにをしようかな♪