鳥がいっぱい……ってことで、其之六!
白月「もう、タイトルがなにやらわからんの」
光「いいんじゃね」
朱桜「うんです」
白月「ま、とっとと行こうか。またしばらく、鳥じゃのう。鳥は飽きてもうた。違うのをもってきてたもれ」
朱桜「そういうこと、言っちゃ駄目ですよぅ……」
白月「ペンギンなら、見たいがのう。そういえば、作者と妹君は、近くのゴリラを見るか、ペンギンの餌やりを見るかで、ちょっと迷ったそうじゃ」
朱桜「へー」
白月「見たいのう、ペンギン。すっごく話があいそうじゃからのう! 他の鳥はどうでもよいわ!」
白月「見よ、光! 朱桜ちゃん! 鳥がいっぱいじゃ! こんだけおると気持ち悪い位じゃ!」
光「はしゃいでるし」
朱桜「はしゃいでるですよ……」
白月「な……は、はしゃいでなどおらん! じゃ、じゃがなぁ、こんだけいっぱいおるとなにやらまた別の趣がじゃの」
光、朱桜「「はいはい」」
白月「な、なんじゃその苦笑いは! 儂は、ペンギンを見たいのじゃ! こ、こんなもの、唯のインコではないか!」
光「先行くぜー」
朱桜「行くですよー」
白月「う、うん……え、もうちょっと……」
朱桜「カワセミさんです。写真映りは良くないですが、実物は綺麗でしたよ」
黒之丞「カワセミか……こいつは、俺が釣りをしていると、獲物を盗みやがる。俺は嫌いだ」
朱桜「ああ、スパイダーOンさん」
黒之丞「は?」
朱桜「ちょっと言ってみただけですよー。気にしないで下さい。あ、白蝉さんと仲良くですよー」
黒之丞「……子供に言われるまでもない……お、お前!」
白月「な、なんじゃ、急に大きな声を出して!」
光「白月ちゃんも大きい大きい」
黒之丞「……俺は、こんな子供に……情けない」
光「?」
朱桜「?」
白月「?」
白月「なんじゃ、さっきの変な奴。肩を落として帰っていきおったが。そもそも、誰じゃ? 知り合いか?」
朱桜「うん。彩花さまの近所に住むようになったですよ」
白月「ふーん。人が増えていくのう」
光「うーんと。お次は、ツルだな。すらりと伸びた肢体。ま、美人さんだ」
白月「儂も、大きくなったら美人さんになれるかのう」
朱桜「私も、美人さんになれるですかね」
白月「なるなら、お袋様みたいがいいのう」
朱桜「私は、もちろん彩花さまです!」
白月「え……」
朱桜「えって……なんですか、その顔」
白月「……いやいや、彩花さんは……うーん……美人さんじゃがのう……美人さんじゃが、ちと小さい……」
火羅「まあ、私の方が優れてるってことね! ふふ、オホホホホホ!」
姫様「……白刃!」
光「おお、妖怪大戦争」
白月「以外と気にしてるんじゃなー」
朱桜「贅沢さんですよー」
太郎「? 姫様、なにを?」
葉子「ま、女の子の悩みってね」
火羅「続く!」
姫様「あ! 私が言おうとしたのに!」
火羅「オホホホ」