つ、ついに! 巻之七
白月「ふーむ、もう、七話か。早いもんじゃのう」
光「一体どのぐらいまでいくのかな?」
朱桜「うーん、二十までいくですかねー」
白月「オオイノ!」
朱桜「うそうそ♪ 冗談ですよー♪」
光「目、目が笑ってない……」
光「うん、男前さんだな♪」
白月「白と黒ー」
朱桜「えっと、名前なんですかね……あ、わからない。しょうがないですねー」
光「でも、俺好きだぜ。鷲とか鷹とか、格好いいもの」
黒之助「えー、コホン」
白月「おお、黒之助」
朱桜「黒之助さん! 一体どうしたですか!」
黒之助「お三方をお助けするよう姫様に言われましてね。名前がわからないのでしょう? 拙者が、この者に訊いてしんぜようかと」
朱桜「そっかあ。黒之助さん、烏天狗ですもんね!」
白月「なるほど、お主やるのう!」
光「やるな、おっさん!」
黒之助「お、おっさん! ……ゴホン!」
光「お、お兄さん……」
黒之助「よろしい、では早速。カカア? ふむふむ。カア。カアカア。クコークコー……なるほど」
朱桜「黒之助さん、どうですか?」
黒之助「異国の鳥なので、言葉が通じませぬ」
朱桜、光、白月「「「……(゚Д゚) (゚Д゚) (゚Д゚)」」」
朱桜、光、白月「「「カエレ!!!(゚Д゚) (゚Д゚) (゚Д゚)」」」
白月「ん、なんじゃこれは! 膜じゃ、目を膜が覆っておる!」
朱桜「うーん。瞼、かなあ。よくわからないですけど。瞬きするみたいに膜をときたま張っていたそうです。これ、偶然撮れたもの、ですよ」
光「へー。瞼かー」
白月「あ、朱桜ちゃん!」
朱桜「どしたですか?」
白月「こやつの白いの。上から下に降りるのではなく、こちらから見て左から右に現れるぞ! ど、どうなっとるんじゃ!」
朱桜「ふ、不思議です……」
光「ま、瞼じゃないのか?」
白月「白と黒……」
朱桜「えへ♪」
光「おっ」
白月「あ、朱桜ちゃん! ありがとうじゃああああ!!!」
朱桜「というわけで、ペンギンさんでーす!」
光「おお、すっげえ喜んでる」
朱桜「お姉さんも嬉しいのです♪」
光「お姉さん?」
朱桜「私の方が背がちょびっと高いのです。だから、お姉さん……へ、変かな、光君」
光「……いや」
白月「ペンギンさぁぁぁぁぁん!!! 朱桜ちゃん、一緒に手を振るのじゃ! 挨拶するのじゃ!」
朱桜「うん!」
光「お姉さん……うーん……」
鈴鹿御前「さ、いくぞ♪」
藤原俊宗「はい」
鈴「にゃん!」
鈴鹿、俊宗、鈴「「「続く!!!」」」
大獄丸「……俺……(´・ω・`)」
鈴鹿御前「しまっ!Σo(゚Д゚o)」
俊宗「……あ、いや( ノ´д)ノ」
鈴「にゃーん(´・ω・`)」