小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

大台突破! 巻之拾!

朱桜「じゃんじゃーん、なんと今回で十回目なのです!」

光「おうー、頑張ってる頑張ってる」

白月「今回から、ピッチを上げるそうじゃのう」

朱桜「正直、長くなりすぎたですよ……」

光「うあぁ……」

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光「ガオー」

朱桜「ガオー」

白月「熊さんガオー」

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白月「待つのじゃ! 行かないでほしいのじゃ!」

光「お、俺には心に決めた人が!」

白月「わ、儂とは遊びじゃったのか!?」

光「違う! でも、でも!」

朱桜「……何やってるですか?」

白月「お昼のドロドロ愛憎劇ゴッコなのじゃ。朱桜ちゃんもどうじゃ?」

朱桜「あ、はい。じゃあ、やってみるですよー。そんな、光君、私という女の子がありながら!」

ゴゴゴ……

光「……え?」

酒呑童子「……死ね」

茨木童子「同じく」

白月、朱桜「「アワワ……」」

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光「いやー……もう、しないでおこうな」

朱桜「……で、ですね」

白月「とにかく、無事で良かったのじゃ」

光、朱桜、白月「「「ホッ」」」

白月「で、これはなんじゃ?」

朱桜「はい、どこかに動物さん隠れてるですよー。さあ、どこでしょうか!」

光「?」

白月「うーむ?」

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光「おお、穴の中にいたのな」

白月「これは、狸さんかのう」

朱桜「狸さん……狸さんには。苦い思い出があります」

白月「ふゆ? なんじゃなんじゃ?」

朱桜「秘密ですよー」

白月「わーん、教えてほしいのじゃ!」

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朱桜「親子猿さんです」

光「ふーん」

白月「儂と光みたいなもんかのう。あれが、お袋様じゃ」

光「そう言われると、そうだな」

朱桜「……」



やまめ「まあまあ、気を静めて」

茨木童子「……ふん」

やまめ「そう、怒らずに。子供の遊びでしょうに」

茨木童子「そうだな……大人げない事を」

やまめ「そうですよ」

茨木童子「……あのクソガキめ……」

やまめ「……本当に、もう……」

土鬼「えっと、じゃあ、いいっすかね?」

やまめ「……はい。さ、笑って下さいね」

茨木童子「……うん」

やまめ「ふふ」

茨木、やまめ「「続く」」