小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

深夜に訪れし黒き者

そう、先程、すやと眠っていたときのことです

ええ、ええ、相変わらずの遅い眠りですよ

出たんです

いえ、出たというのは語弊がありますね

足下に、触れるものがあったんですよ

左足の甲に、何かが触れたんです。くすぐったいような何かが

それは、足に触れ、ベッドから落ちました

確かに見ました

そして、片づけていない洗濯物の下へ、逃げていったんです

ぞぉっとしましたよ

黒い影――G!? Gなのと!? もう、頭の中は警報ブン回りです

それとも八本足!?

うへへぇーっとね!!!

とりあえず、ベッドの下に逃げられぬよう、洗濯物で柵を作りました。気分は呂布軍騎馬隊に対峙する連合軍、または武田騎馬隊に対し柵を設けるやっぱり連合軍です

防備をすましてから、一枚、一枚――いえ、どかぁと洗濯物を動かしました

いました。そいつは、素早い動きで机の下に動きました。

おやと思いましたね。どうにも、虫の形をしていなかったからです

見覚えがある形をしていました

その素早い動きをする黒い影は……

イメージ 1

注(写真は再掲。今回は撮れず)

……ヤモリ

おま、何時の間においらの部屋へ!?Σ(・ω・ノ)ノ

ここ四階だよ!? え、外に逃がしたよね!?

あ、でもちょっと大きいかも? 尾が短い? 別種?

とりあえず、捕獲!

ヤモリは、部屋を出たところでぴょーんと手から逃げていきました

あちゃー、お腹見えなかったや

そういうわけで、ちょっとした恐怖体験でしたー

これがうOこの力?

追記

机の下に尾の切れ端が落ちてた……^^;