小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

富士登山記①

富士山

3776.36m。

日本最高峰にして、三霊山の一角を占める。

古来より信仰の対象とされ、浅間大神コノハナサクヤヒメ、富士講などがあり、世界文化遺産に選定されている。

赤富士、紅富士、ダイヤモンド富士――各地から観る富士山は、まさに日本最高峰に相応しい感動をもたらしてくれる。

そして――富士山に一度も登らぬ馬鹿に、二度登る馬鹿。

そう――登ったのである。

イメージ 1

7月以降、山には登っていなかった。

せいぜい、丹沢の塔ノ岳、それも途中で帰還している。

天気もよくなかったし、鬼太郎茶屋にも行ってたし、そもそも無茶苦茶暑かった。

暑さは嫌いである。わざわざ、そんな時期に山に行かない。

が、それではつまらない。

そう、山に行きたい。

それも――高い、山に。

東京最高峰といえば、雲取山

丹沢諸山と比べれば、高い。一泊必要になる。しかし、それでいいのだろうか。

ある。

あるのだ。

夏にしかいけない、日本最高峰の山が!

しかも、そこまで危険じゃない!(フラグ)

山小屋もいっぱい!

行こう!

行くしかない!

職場の同僚も行ってるし、わいが行かないわけにはいかんやろ!

そうと決まれば、準備である。

今回の購入物は~。

レインウェア上下(ノースフェイスのストライクトレイル)

バックパック(グレゴリーのパラゴン38L)

その他ロングTシャツ、靴下、座布団っぽいやつ、ヘッドライト――もう、たくさん。

装備で10万近く飛んじゃったり?

ボーナス払いですね(ニッコリ)。

富士登山は数あれど、今回選んだのは――ご来光。

みんな大好き、五合目からの吉田口ルート、山小屋経由で山頂にてご来光。

余裕があれば、山頂見学おはち巡り。

山小屋は7合目の鳥居荘を予約。

週間天気予報は、中部~関東までくまなく晴れ。

行きは町田→河口湖のバスにて。

いける、いけるぞ。お金が無駄にならないぞ!

前日――町田は土砂降り、ゲリラ豪雨。まさかのビルで缶詰め、雷を眺める。

あれ?

天気予報を確認すると、富士山小雨になってるけど?

おいおいおいおい!?

いいや、気にしてはいけない。

こんなときのために、レインウェアは用意している!

現状もちうる最大限の防寒である!

あ、バックパックに荷物詰めるのに、ジップロックほしいよなー。

売って、ない。

その時点で夜の12時。

準備終わったのが午前2時。

朝遅刻しかけて笑。

突貫である。だいたい、そんなもんよね。準備って直前までしないやん。

山小屋もバスも、けっこう直前だったし。

バス停――山家が大量に! 

――いないやん。バックパック担いでるの、わいだけやん。みんな富士急いってまうなぁ。

イメージ 2

終点まで乗ったのは、一人だけでした。

バスん中のかしましいことよ。そりゃあねぇ、夏に、富士急へ行くやつなんてねぇ。

わいは寝たいんや!(理不尽な文句)

一人寂しく着いた、河口湖駅。なんだか雲行きが怪しいけど?

いやいやいや。

臨時便で、いざ五合目!

生涯2回目だそうな!

行ったような気がするけど、詳細は覚えてなかったぞ!

イメージ 3

イメージ 4

ま、まあ、五合目でも高いしね、低い位置にある雲もかかるってもんよ(震え声)

現実をみる。

天気、悪いやん。

イメージ 5

頼むー!

もはや神頼みよー!

五円玉がないから、十円玉だー!

ここまで来てご来光見えなかったらー、どないすんねーん!

ちな、富士山の山開きは~9/9まで。

そのあとは――登山自体は自己責任で可能ですが、日本最高峰に相応しい超難関にかわってまうのです。

だから、今回が今年最後のチャンス!