小説置き場2

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令和の即位パレード――祝賀御列の儀へ行ってきた

令和元年11月10日。

 

祝賀御列の儀へ行ってきた。

 

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出発は11時過ぎ。

 

町田のきらり祭りを覗いてからなので、少々ゆっくり目。

 

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東京都町田市民たるもの、町田三大祭りには足を向けないわけにはいくまいよ。

 

法政大学のよさこいソーランが熱すぎてびびる。

 

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とはいえ、到着時で皇居正門前はすでに満員御礼。

 

親切な警察の方に二重橋前を薦められる。

 

前日入りまでいたのだ。さすがに昼過ぎは難しかったかと、撤退の言葉も脳裏をよぎるが、せっかく来たのだ。

 

足掻くだけ足掻こう。

 

そう決意して、桜田門へ。

 

皇居周辺は、自動車だけではなく、歩行者も通行止めになっていた。どうせ地下鉄で行くしかないのだ、それならば、より空いてそうな場所を探すべきだろう。

 

桜田門は警察ツイートによると空いてそうな雰囲気を出していた。

 

 

たんなる勘だが、一つ一つ駅を移動していくのはリスクを伴うと判断した結果だ。

 

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手荷物検査に45分。

 

さっくりと――鞄の中を開けて、ペットボトルを呑んで、触覚検査をやって、金属探知機をかけて終了。

 

リュックに荷物多めだったため、若干時間がかかる。

 

手荷物検査のこと、考えてなかったんだよなぁ。

 

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桜田門前、皇居と反対側のため、2車線分離れることが決定。

 

皇居側へ行きたかったが、方法がわからないため案内された前から4列目に腰を下ろすことにする。

 

1時間ばかし、その時を待つ。

 

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空は、秋晴れだ。

 

これ以上ない、晴天である。

 

雲がなく、飛行機にヘリコプターがよく見える。

 

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皇居警察が動き、SPが現れ、音楽隊が奏で、警察犬が闊歩する。

 

少しずつ、空気が変わる。

 

晩秋の気配に、人の熱気が満ちていく。

 

先払いが通り、徐々に徐々に、人が熱を孕んでいく。

 

出発したという警察の声。

 

警察パトカー、要人の乗った車。

 

そして――それは、あっという間だった。

 

時速10km。

 

徒歩よりは早く、走りよりはゆっくりとした――その一瞬。

 

歓声があがり、目の前を過ぎ行くオープンカー。

 

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僅かな時間だ。それでも、確かに両の眼に映ったのだ。

 

そこに集った12万弱の人間と、同じ人物を観ようとした。

 

それは、まさしくカリスマ――英雄なのだ。

 

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宴が終わり、令和は続く。

 

平成が、終わったと感じる。

 

一時代が、終わったのだと。それは、あくまで個人の感慨だ。

 

昭和が終わった時、それは物心つく前だった。

 

寂しさと、そして、充足感。

 

日本列島のハレの場に立ち会えたという満ち足りた気持ち。

 

この時代に、幸あらんことを。