小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

2005-08-24から1日間の記事一覧

一段落!

つうわけで七話終わり! 一応六話から続いてるから・・・結構長い、うん。 さてと、これからしばらく短いの続けるかな、そっちの方が楽だし^^ 予定としては、明日登場人物のまとめ作って、できたら話一本書いて・・・書けるのか? まとめ作ったら気力無くな…

小説-あやかし姫-第七話~5~

「しかし、いいんですかね」 「いいんじゃないの?」 太郎と黒之助が酒を飲み交わしている。 茨木はその後すぐに帰った。気を利かせたのだろう。 今は皆でどんちゃん騒ぎの真っ最中だった。 頭領が余分に頼んでいたので、料理も酒もまだまだあった。 「どう…

小説-あやかし姫-第七話~4~

「そんな話、聞いたことないぞ」 「そうだろうな」 「詳しく聞かせてもらいたいな」 「聞きたいか?」 「ああ、ぜひ」 今話しているのは頭領と茨木のみ。他の妖達は、ただただ息を飲むばかり。 「相手は人間の女でな、没落貴族の娘だった」 「・・・・・・」…

小説-あやかし姫-第七話~3~

「茨木さん」 姫様の声と、着物をちょいちょいと引っ張られて茨木は我に返った。 視線の先には、青ざめた顔の妖達が。 「ああ、すまんすまん」 「大丈夫ですか、皆さん」 姫様の声にう、うんと返事が返る。とりあえず、大丈夫そうではあった。 「茨木さん!…

小説-あやかし姫-第七話~2~

「あ、あの・・・・・・」 「なんだい、沙羅ちゃん」 「なんでここから近づいちゃ駄目なんですか?」 小さな小さな声でいつもの三人、葉子・太郎・黒之助に話しかける。 今、三人が最も部屋に近く、その後ろに沙羅も含めてたくさんの妖がいる。茨木が来たと…