小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小説-あやかし姫-第十話~葉子と頭領~3

「お前に妹がいたとはな」 「大分歳が離れていますし、腹違いですけどね」 なんとなく葉子の顔は沈んでいた。 「あの二人夫婦なんですよ」 「そうなのか」 「・・・・・・」 「頭領」 「今は八霊の方が良いじゃろ」 「そうですね、ここじゃあ頭領は玉藻様の…

小説-あやかし姫-第十話~葉子と頭領~2

「すいません、しゃべりすぎちゃって」 「いいよ」 途中から聞き流していたから、とは言わない。もう一度熱く語られそうだから。 「葉子さん!?」 若い男の声。 「また葉子の知り合いかい?」 しかし、葉子の反応は今までのものと違っていた。 「こ、木助?…

小説-あやかし姫-第十話~葉子と頭領~1

「ほれ、着いたぞ」 「つ、着きましたか」 怖々と葉子は目をあける。 今日は葉子の一族の長、玉藻の二千歳の誕生日。 一族の集まりに参加することにした葉子は頭領の鬼馬で行くことに。ただ、頭領の駆る鬼馬の速さは並大抵ではなかった。馬鹿みたいにとばす…

失敗・・・

これ微妙ですな・・・。やっぱビデオ見ながらは駄目だね^^ 次はもうちょっと集中しよっと。 これで今日の言い訳終わり、っと^^

小説-あやかし姫-第十話~(太郎と黒之助)~

「なんで泣きやまないんだよ!」 「わからん」 赤ん坊を抱えた男と隣で腕組みした男。太郎と黒之助はどうしたものかと頭を抱えていた。 本来彩花の世話をするのは葉子の役目。二人は遊んでやりこそすれ、葉子に世話を任せっきりだった。 「なにか悪い病気と…