小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

2006-10-15から1日間の記事一覧

ふう……

ちょっくら、大量更新^^ もう一つ、いけるかなあ…… せっかくの休みだし、来週は、ちょっと無理だし^^; 今のうちにね^^

愉快な呂布一家~新たな、始まり(3)~

「赤ちゃん、可愛いね~」 呂布が言った。 「うん」 張遼が頷く。 こしょこしょと、くすぐってみる。ちょこっと、動いた。 「それでは、高順様と貂蝉様は五人で?」 陳宮の言葉に、二人が頷く。 「私と呂布様、張遼さんは丁原さまのお屋敷へ。他の方々は?」…

愉快な呂布一家~新たな、始まり(2)~

「着いたあ!」 というわけで、到着である。 呂布軍、無事、荊州に辿り着いた。 出迎えるわ、張繍、雛。 照れ臭そうに、手を繋ぎながら、である。 「……あれ?」 「お久し振りです、貂蝉さま!」 「雛さま、お元気になられて……本当に良かったですわ……」 二人…

愉快な呂布一家~新たな、始まり(1)~

洛陽のとある食堂。 そこに、妙な集団が。 皆、薄茶のゆったりとした布を身に纏っていた。 顔を、隠していた。 見たところ、子供も交じっているような。 赤子が、三人。 ぐっすりと、眠っていた。 「うーん、お腹空いたあ、貂……違った、厳姉様」 「はいはい…

書いてみた……

えーっと、まあ、あれですね久し振りの「愉快な呂布一家」は、本編と離れまして、 紀霊・袁術の話 まあ、紀霊を女の人にすると、こうなったと^^; あれです、このお話では袁紹、袁術は鈍い人なんでねえ。全然気付いていなかったので色々と問題が起こってた…

紀霊伝ノ3

「おい、劉備殿! どうして張飛はとどめを刺さないのだ!?」 張飛が、蛇矛を突きつけて、そこで止まっている。何か、会話をしているような。 劉備は、答えない。 車冑を見もしなかった。 「か、関羽殿!」 関羽も、答えない。 「関さん、来たみたいだね」 …

紀霊伝ノ2

「はん、こんなところで敗残の兵の相手とはねえ」 劉備が、いった。 傍らには義兄弟の関羽、張飛。 そして、 「劉備殿、敗軍とはいえ、侮れませんぞ」 言ったのは車冑。 中年の武将。曹操の兵を預かっていた。叩き上げ、である。 劉備と車冑。 二人の関係は…

紀霊伝ノ1

あと、もう少し、もう少しで、徐州を抜けられる…… 総勢一万。 よく、付いてきてくれた。 「紀霊様、あと、少しですね!」 「うん」 心が、弾んだ。 南方に覇を唱えた名門袁家のもう一人の主。 袁術。 曹操、呂布、孫策に敗れ、その力のほとんどを失った。 十…