姫様と火羅のお話、現時点でのまとめ
だらだらとやってるあやかし姫。
その主役である彩花と火羅がメインの短編まとめ。
火羅が古寺に住むようになってからのお話、大体一話完結。
大きな事件はなくて、些細な事に一喜一憂してるものばかり。
元々、そういうのが書きたかったんだけどね。
本編やって、その合間合間に、って感じでつらつら書いてきた。
妖狼暮らし始めは四年前になる。
これだけ期間が長くなると二人の関係性が――あんまり変わってないような。
彩花が静の人で、火羅が動の人というのは大体一緒なのかな。
彩花にとって、火羅は大事な友人で、火羅にとって、彩花は唯一の友人で、ずれてるようなずれてないようなそんな感じ。
書いてて楽しいから、これだけ書いてるんだろうな。
強いように振る舞っても本当は弱くて
大人びた部分が掻き乱されて幼い素顔が晒されて
減らず口を叩きながら怒らないか心配して
つい怒ったことを後悔して
一緒にいるだけで幸せなのに相手の心がわからなくて
一緒にいるだけで幸せなのに相手に上手く伝えられなくて
何かしてあげたいんけどよく裏目って
その一喜一憂に巻き込まれるのが心地よくて
……そんな子の話はいとおかし。