小説置き場2

山岳に寺社仏閣に両生類に爬虫類に妖怪に三国志にetcetc

2007-01-01から1年間の記事一覧

一週間ぶり

というわけで、一週間ぶりの更新です いやぁ、一週間更新なしって結構久し振りなんすね。まあ、おいらは暇人なんでそれも当然っていえば当然(ケフケフ) ここしばらくやってたことは適当なお話書き(あやかし姫でも呂布一家でもないっす^^;) 締め切りは…

あやかし姫~彼岸の月(3)~

台所から見える空は、もう、茜色になっていた。 この頃は、日が落ちるのが随分と早くなってきて。 赤蜻蛉がふわりと入り、目の前を掠め、また、ふわりと出ていった。 「あったあった」 食材は三日分用意してある。 足りなくなることは、多分ないはず。 もし…

地震。震度3か2?

うわー、今回は起きたよ、もとい、起きてたよ^^; 結構お腹にくる地震でしたね…… び、びっくりしたー

呂布一家がいっぱい

ウワーン、書き終えた記事、消しちゃった!!!;-; そ、そりゃないでよ…… つうわけで、手短に 珍しく、呂布一家の更新が続きましたので、裏話でもと 二ヶ月ぶりの「益州騒乱」と、「張郃の憂鬱」、それに、「鄧艾の名」 あれです、「鄧艾の本名、張春華に…

益州騒乱(5)~二人破れて、二人は一緒に~

「申し訳ありません、散らかっていて……」 「い、いやぁ」 あははと、張飛は落ち着きなく視線を彷徨わせた。 散らかっている、なんてもんじゃない。盗人が入ったとかそういうレベルじゃない。 「ま、まあ、あれだ。おお」 「これで、趙雲を叱れなくなった……」…

愉快な呂布一家~鄧艾の名~

司州、洛陽。後漢の帝都。 その繁栄も栄光も、董卓によって灰燼となった。 炎に包まれ崩壊した街だが、そこかしこに脈々と、人の営みは息づいていた。 「これで、少なくなったほうなのだな」 「そうですねぇ。焼かれる前は、もっと多かったでしょうよ」 少女…

袁家外伝~張郃の憂鬱~

強面というのだろうか。渋みがかっているというのだろうか。 とにかくそんな「怖い」風貌。 広場の一角。 男が佇みしきりに溜息をついているその場所は、子供達の喧騒で賑やかななか、逆しまに寂しげであった。 そんなこと、男にはもう慣れっこである。 こう…

九月分♪

はいはーい、十月ですよーo(´▽`o) 十月といえば、 「地震」 まずは、大きな地震がありましたねー。箱根で震度五弱(´・ω・`) おいらのとこは……あれ、載ってない? んん? おかしいなぁ…… 「ブログの仕様が若干変更」 いきなり変わってる^^; 見づらい…… …

愉快な呂布一家~新、編成~

「名前が多いー!」 ぶわっと、紙が舞った。 一つ束ねの髪を揺らすと、少女はあーっと、綺麗になった机にうっぷした。 「はいはい、書類を投げない」 したり顔で、ささっと宙舞う文房具を集める男。 それからどさっと、少女の顔の横に置いた。 「さ、呂布様…

あやかし姫~彼岸の月(2)~

「太郎様も、他の方々も、行ってしまったわね」 「ええ」 「……寂しいわね」 周りを見渡し、火羅は、そう、言った。 「毎年のことです……それに今年は、」 姫様は、そこで、言之葉を止めた。 付喪神が、ぴんと聞き耳を立てる。 「火羅さんがいますし」 その言…

よつばーと七巻

ハツバーイ 手ニ入レター ……面白ーいo(´▽`o) もう七巻かぁ。末永く続いていってほしいもんです あ、画像はよつばと展のものですが、結構今巻と関係ありますよー

映画版EVA

妹君と観てきましたー EVAに触れるのは十二年ぶりかぁ。前の映画、観なかったもんなぁ TV版は録画したけど^^; 実家は田舎なんで、ブームになってからという そんなわけで、感想 おお、うねうねがキモイ! 結晶体の動きがすんごいことになってる! あ…

あやかし姫~彼岸の月(1)~

雑多な妖が混在する、小さな山の古いお寺。 あやかし姫と、その育ての親たる妖達が住まう場所。 さて、姫様の周りから、妖達がごっそりといなくなる時が、年に一度ある。 彼岸―― 春分、秋分、そのどちらか。 一族が集い集まり、祭事を行う。ただ、宴を催すだ…

繕いの後書き

えっと、ちーっと間が空きましたが、一応これにて終わりです……コレハヒドイ そのうち、全面的に書き直す可能性がありまふ いや、もうね、なんていうか…… ごめんなさい つまり……朱桜は、多感な女の子 つうわけで、次の話行きまーす なんだかねぇ……ぐっちゃで…

あやかし姫~繕い(終)~

ふーんと、黒之丞は大きな目を瞬きさせた。 庵の、裏。黒之助は、二人を連れて行った。 そこで、絶対に姫様には触れないようにと念を押した。 黒之丞は、昨日黒之助から聞かされていた。 白蝉も、昨日姫様から聞かされていた。 あの子が、その相手だとは、知…

あやかし姫~繕い(3)~

「んー。拙者に言われても――」 「え? あ、はい……え?」 「黒……いや、違うな。白蝉殿」 「はいはい」 白蝉が返事した。 裏の方から、三人が来て。 静かに、腰を下ろした。 白蝉は、琵琶の傍らに。 「朱桜殿が、菓子を食べてよいかと」 そっか…… ここは、……お…

蚊退治

なーんか、親が遊びに来て汗々なおいらです^^; お話の続きは、しばしお待ちよ 先ほどね、もうそろそろ授業の準備をと思いまして、机の整理をしたんです いやー、今日でおいらの夏休みお終いですし ぷーんと飛んでくわけですよ ええ、あの憎いあんちくしょ…

愉快な呂布一家~馬兄弟と、従妹が一人~

遠目に映るは、涼州の荒武者。 近くに映るは、涼州の砂埃。 豪華絢爛華盛りの、鎧装束で固めた若武者一人。 獅子の兜に、鷹の羽が翻る。 錦馬超は、率いる軍から少し離れた場所で、僅かばかりの供回りと調練の様子を見やっていた。 十部軍……西涼の、豪族連合…

22222HIT記念の投票

無事何事もなく、二万二千二百二十二HITは越えたそうです というわけで、記念に新しい書庫作ってみました 『真、投票』 えっと、そのままです。投票の場 いやあ、備え付けの投票、選択肢五つしかないじゃないっすか。どうせなら……ってことで 今回の受付は…

あやかし姫~繕い(2)~

地に下ろされても、ふにゃふにゃんとしている朱桜。 目を大きくして、口を大きくして、ぼんやりとした表情を浮かべていた。 それを見て、心配そうな黒之助。 「大丈夫ですか?」 そう、声をかけた。 びくりと強張る。 それから、 「し、知りません! 知りま…

うったわれー

うったわれるーものー(´・ω・`)ノ 俺達うったわれるものぉ(´・ω・`)ゞ へへぃへーい ららららーん……(´;ω;`) メモリアルブック読了 これでうたわれるものらじおは終わっりっすかぁ(´;ω;`) というわけで今回の締めは名台詞でお一つ 箱根のみなさ~ん!…

あやかし姫~繕い(1)~

一本角の、天翔ける妖馬。 西の山より、この地に来たる。 双子の鬼の、弟君。 双子の兄の、娘君。 森の傍、であった。空が、灰色で覆われていた。 雨の兆し。今すぐにでも、ぽつりときそうであった。 黒之助は、空の茨木童子に頭を下げた。 冷たい面差しを少…

3、冬稼働

2007年冬、稼働予定…… そ、蒼天絵はくるのか!? 黄布の未来は!? 燃えてきたあ!!!(`・ω・´)ゴゴゴ 追伸 動画見たぁぁぁ!!! 呂布! 呂布!!! 燃えたぎって参りました!!!

琵琶泥棒の後書き

うーん、一日で(6)~(終)書いたらしんどいっす(´Д`;) 短いんだけどねー。何かなー というわけで、一ヶ月ぶりのあやかし姫、いかがでありましょうや? なんかもうね、前回のお話が結構頑張った(が、頑張ったっんだよ、本当だよ(´;ω;`))せいで、し…

あやかし姫~琵琶泥棒(終)~

「……結局、何をしたかったんだ? あの金狐」 「戻りたかったんだよ、きっと……白蝉さんの琵琶が、その背中を押したんだよ」 「そういうもんか」 「そういうもんだよ……葉子さんって、凄いね」 縁側に座る妖狼と姫様。 秋の夜風が、藤袴や撫子をそよがせる。 満…

茜色

今日は夕日が綺麗だったわけです んで、窓を開けてみたわけですよ ……コウモリいっぱい飛んでる!?Σ(゜□゜ノ)ノ<ビックリダー んー、今日は色々とニュースが飛び交ってましたねー あのテO東まで動くとは…… え、円谷プロが身売りしたニュースじゃないの? …

あやかし姫~琵琶泥棒(8)~

微笑を浮かべると、赤犬の石造りの頭の上に、とんと小さな男の子は飛び乗った。 嬉しそうに、猫じゃらしを動かしながら。 夕日色に染まる、古寺の面々。 琵琶泥棒と、土地神、守妖。 そして―― 琵琶を持った黒之丞と、固まっている白蝉。 鮮やかな茜色であっ…

あやかし姫~琵琶泥棒(7)~

「……やっと」 白いもや。引き始めていた。 首を振ると、よろよろと歩く。 気配が、二つ。 そこに、近づいていく。 手で、顔を押さえる。黒い指が、見えた。 それはすぐ、人の手となった。 「お前……」 ぐったりとしている、糸に囚われた金狐。 それを見上げる…

あやかし姫~琵琶泥棒(6)~

「管狐?」 ぎょっと身震いすると、十の狐が、住処に引っ込んだ。 「ん?」 白いものが、身体についていた。 その白い細いものは、どんどん量が増えていて。 「う、動け、」 足が、地面から離れた。 両手、両足が引っ張られる。 琵琶――手の平から、こぼれ落…

あやかし姫~琵琶泥棒(5)~

「どうしよう……」 「どうしようってよぉ」 すっと、墨を吸っていない筆を宙にかざす。 ふらふらと動く、筆先を見つめる。 背中の後ろが、動く気配。 「朱桜ちゃん……」 太郎は、白い狼の姿で、伸びを一つした。 お互いに、背中を預け合う形。 妖狼の背中は柔…